今回はcdコマンドについてまとめようと思います。かなり頻繁に利用する基本的なコマンドですが、オプションの指定の仕方で、さらに便利に利用できるので今回まとめてみようと思いました。おすすめのオプションの組み合わせや、便利な使い方についてもも紹介しようと思っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
lsコマンドとは
ls コマンドは、Unix系オペレーティングシステム（LinuxやmacOSなど）で使用される基本的なコマンドラインツールで、指定したディレクトリ内のファイルやサブディレクトリの一覧を表示します。デフォルトではカレントディレクトリの内容を一覧表示しますが、オプションを付けることで詳細情報の表示や特定の条件に基づいた表示が可能です。ls コマンドは、ファイル管理やディレクトリ構造の確認において不可欠なツールであり、システム管理や開発作業を効率化するために広く利用されています。
lsコマンドの基本的な使い方
ls [-オプション] [ディレクトリ/ファイル名]
- カレントディレクトリのファイルとフォルダを表示
- パスこと指定することで別ディレクトリの中身を確認できる
- ファイル名を指定することで、指定したファイルがディレクトリ内に存在するかを確認できる
便利なオプション
| オプション | 意味 |
|---|---|
| -l | ファイルの詳細を表示 |
| -a | 隠しファイルを表示 |
| -lh | ファイルサイズを見やすい単位で表示 |
| R | 再帰的にすべてのディレクトリを表示 |
| -t | ファイルを更新日順にソート |
| -r | 逆順ソート |
| -lS(小文字のLと、大文字のS) | ファイルサイズの大きい順にソート |
| -1 | １行に１ファイルずつ表示 |
| d /* | ディレクトリのみ表示 |
| –color=auto | ファイルの種類に応じて色分けする |
おすすめオプションの組み合わせ
更新日昇順ショート（古いものが上）
ls -ltrh
- l ： 詳細表示
- t ： ファイルを更新日順にソート
- r ： 逆順ソート
- h ： ファイルサイズを見やすく
ファイルサイズの大きい順
ls -lSh
- l ： 詳細表示
- S ： ファイルサイズ降順ソート
- h ： ファイルサイズを見やすく
隠しファイルの表示
ls -la
- l ： 詳細表示
- a ： 隠しファイル表示
便利な使い方
特定の条件のファイルのみを抽出する
ls | grep "条件"
grepコマンドを使うことで特定の条件のファイルを抽出する。lsコマンドの部分は上記でまとめたオプションを指定できる。
今回は丸覚えするだけですぐに使えるようにまとめておきますが、gurepコマンドについて詳しく知りたい場合は下記記事を参照ください。
「作成中」
使用例：PDFファイルのみを抽出する
ls | grep .pdf
条件にファイルの拡張子「.pdf」を指定することで、PDFファイルのみを抽出。
もちろんPDF以外にも「.doc」や「.txt」などあらゆる種類のファイルを指定可能。
ファイル一覧を別ファイルに出力
ls -1 | example.txt
lsの結果をテキストファイルに出力。そのままコピーしてエクセルに張り付けたりできる。
組み合わせ：特定条件で抽出したものを別ファイルに出力
ls -1 | grep .pdf > example.txt
上記2つの使い方の組み合わせ。上記の例では、ディレクトリ内のPDFファイルのみを「example.txt」へ出力している。
まとめ
この記事では、lsコマンドの基本的な使い方から、便利なオプションの組み合わせ方法まで詳しく解説しました。特に、詳細表示や隠しファイルの表示、ファイルサイズの見やすい単位での表示、ソート機能など、作業効率を向上させるためのおすすめオプションを紹介しました。また、grepコマンドとの組み合わせによる特定条件のファイル抽出や、結果をファイルに出力する方法など、実践的な活用例も取り上げました。これらのテクニックを活用することで、ファイル管理やシステム操作がよりスムーズかつ効率的になります。ぜひ自身の作業に取り入れて、lsコマンドを最大限に活用してください。
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