catコマンドの使い方

Linux

今回はcatコマンドについてまとめます。ツールを実行する前の最終確認の際に使用したりと、大切なコマンドですので、しっかりと使えるようになりましょう。

catコマンドとは

catコマンドは、ファイルの閲覧、結合、新規作成など多岐にわたる用途で活用できる非常に便利なツールです。シンプルな操作ながら強力な機能を持っており、日常的なファイル操作やスクリプト作成において欠かせないコマンドです。

catコマンドの基本的な使い方

cat [ファイル名]

ファイルの中身を画面上に出力する

便利なオプション

オプション意味
-n行番号をつけて表示
-b空行を除いて行番号をつける
-s連続する空行を1行にまとめる
-Tタブを「^|」に変換して表示
-E行末に「$」を表示
-v制御文字を表示
-Aすべての表示制御オプションを有効化

基本的には下記の使い方をすることが多いと思います。

cat -nT [ファイル名]

その他、catコマンドでできること

使い方動作
cat [ファイル名1] [ファイル名2]複数ファイルを連結して表示
cat > [新規ファイル名]標準入力からファイル名を新規作成
cat >> [ファイル名]既存ファイルに内容を追記

日本語の文字化け対策

cat [ファイル名] | nkf -w
  • catで日本語を出力させようとすると文字化けすることがある。
  • nkfコマンドで文字コードを変換することで日本語が文字化けせずに表示するようにできる

nkfコマンドの基本的な使い方

nkf [-オプション] [ファイル名] > [変換先ファイル名]

nkfコマンドで使えるオプション

オプション意味
wUTF-8に変換
sShift-JISに変換
LwCRLF改行コードへ変換
LuLF改行コードへ変換

まとめ

基本的な使い方から、行番号の表示や空行の整理、タブ文字や行末記号の表示など、さまざまなオプションを組み合わせることで、ファイル操作をより効率的に行うことができます。また、複数ファイルの連結や既存ファイルへの追記、新規ファイルの作成も簡単に実行可能です。さらに、日本語の文字化け対策としてnkfコマンドを併用する方法も紹介しました。これらの機能をマスターすることで、日常的なファイル管理やスクリプト作成がスムーズに行えるようになります。catコマンドをしっかりと活用し、コマンドライン操作の効率を高めましょう。

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