同一LAN内のLinuxファイルサーバーにWindowsからSSH接続する方法

Linux

目的

この記事は、同一LAN内のLinuxファイルサーバーへSSH接続する方法について記載します。
もともとは、ubuntのsambaを使ってファイルサーバーを構築していました。しかし、sambaではファイルサーバーへLAN外から接続ことはできないみたい。(がんばればできるのかも…)

そこで、SSH接続で外部ネットワークからLinux にアクセスしようと考えました。
その第一段階として、まずは同一LAN上のLinuxにWindowsからSSHで接続す方法を記載します。
次の段階として、下記記事にて外部から接続する方法を記載します。
(作成中)

ただ、sambaと異なり、この方法のデメリットしては、Windowsのエクスプローラーに表示させることができません。(解決方法はあるので時間があれば別記事を書こうと思ってます)

自分用のメモとして、また、同様の理由で困ってる方のためになればと思い、ここに記します。

環境

  • Windows11(22H2)
  • Linux ubunt (22.04)

また、Linuxの環境は既にあるものとして解説します。
いつかLinux環境構築についても解説しようと思います。

SSH接続のやり方

SSH接続は下記のコマンドで行うことができます。

ssh -p [ポート番号] [Linuxユーザー名]@[サーバーのIPアドレス]

コマンド実行後にパスワードが求められるので、入力しエンターキーを押すと接続完了です。

そこで必要になってくるのが「サーバーのIPアドレス」、「LinuxユーザーID」、「ポート番号」です。
以下から、この3つの調べ方及び設定の仕方をまとめていきます

必要情報の準備

ローカルIPアドレスを固定する

まず初めにローカルIPアドレスを固定していきます。
IPアドレスには「ローカルIPアドレス」と「グローバルIPアドレス」があります。
これらの違いが判らないという方は下記記事をご覧ください。

PCやスマホなどインターネットにつながる機器は、すべてIPアドレスを持っています。
これらは、ルーターのDHCP機能によって、自動で各機器に対してIPアドレスを割り振ります。

SSH接続をするたびにサーバーのIPアドレスを調べるのは大変ですよね!
また、後々外部ネットワークから接続する際にローカルIPアドレスが固定されていないとめんどくさいことになります。
なので、IPアドレスを固定化しちゃおう!ということです。

今回は「ルーター側の設定でIPアドレスを固定化する方法」と「Wi-Fiの設定画面からIPアドレスを固定化する方法」について紹介します。
下記の別記事にてまとめていますので、ご参照ください。

Linuxのユーザー名を調べる

SSH接続するのに必要なのは下記三つの情報

  • Linuxのユーザー名
  • Linuxのパスワード
  • サーバーのIPアドレス

ユーザー名の調べ方

whoami

必要な情報

Linuxのユーザー名とパスワード
サーバーのIPアドレス
IPアドレスの固定化
SSHサーバーのインストール

ポートを開放する方法

SSH接続には22番ポートを使用します。しかし、22番ポートはよく使用されるポートのため推測されやすくなります。
下記記事にて、安全にポートを開放する方法をまとめていますので、ぜひ参照ください。

以上で「サーバーのIPアドレス」、「LinuxユーザーID」、「ポート番号」の必要な情報3つがそろったかと思います。それではいよいよSSH接続を行っていきましょう。

SSH接続実践

今回は下記条件で接続を行いたいと思います。

  • Linuxのユーザー名 : test_name
  • Linuxのパスワード : test_pass
  • サーバーのIPアドレス : 192.168.11.5
  • ポート番号 : 50000

コマンドプロンプトを開き、下記のようにコードを実行してみましょう。

ssh -p 50000 test_name@192.168.11.5

初めての接続の場合、下記のようなメッセージが出力されることがありますが、「yes」と入力し、エンターキーを押しましょう。

Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?

パスワードの入力を求められますが、入力しても画面に表示されませんがしっかり入力はできています。

これで接続完了です。
また、下記コマンドで接続を切断することができます。

exit

まとめ

SSH接続は、Linuxサーバーに安全かつ効率的にアクセスするための基本的な方法です。同一LAN内での接続を確立することで、外部ネットワークからの接続への第一歩となります。本記事を参考に必要な情報を準備し、安全に接続を行ってください。次回は、外部ネットワークからの接続方法を詳しく解説します!

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